ミュウツーの逆襲evolution。試写会に行ってきました。
ポケモン映画の1作目を3DCGで作りました~という映画です。
アラサーの私にとっては、1作目が最高なのに作り直す必要がどこに?ととにかく疑問でした。
観始めると「すごい!」がいっぱいで、終わるころには「なんてぜいたくな時間だったんだ・・・」とぼんやりするほど夢中になっていました。
私がどうして期待していなかったか考えてみると、3DCGアニメ=ショボそうというイメージが強いからでした。
同じように思っている人も多いんじゃないかな。
でも、本作の3DCGは大人がびっくりするほど圧倒されます。
グラフィックすごい編
まず最初に掴まれたシーンは、ミュウツーが生まれたときにぶち破ったガラスの破片。
細かいガラスがキラキラとはじけ飛んでいく様子が、芸術的に美しく、ググーッ!と掴まれてしまいました。
そこからポケモンが登場して、おとぼけたカイリューに愛らしさを感じたり、ギャロップは完全な馬だしウィンディはフッサフサだしジュンサ―さんのミニスカが色っぽかったり。
自然の景色は実写かと思ったし、水の表現がとってもきれい。
バトルももちろん迫力満点で、リザードンの地球投げシーンなんてもうまるでゴジラ。
クオリティがとても高いので・・・これつくるのにいくらかかったんだ・・・!?と勝手に想像して震えたり。
今作の監督を務めたのはおなじみの湯山監督と榊原監督。
このタッグでの3DCGアニメは実績がありました。
(レビューが高評価だらけ!)
ちょっと観てみたいなと思ったり。
脚本がそのままで最高編
本作では前作『ミュウツーの逆襲』をそのまんま作っているので、ストーリーに過不足がありません。
オリジナルストーリーとかって私は好きじゃないので、そのまんまでいてくれたevolutionには大満足です。
キャストも変わらず。新規ゲスト声優もなし。
ここまでくるとこだわりのようなものを感じます。
変化という不安感から解放されて、安心して映画を楽しめました。
あらためて、ストーリーの良さがわかります。
声優もそのままで最高編
evolutionではサトシを始めキャラクターたちがもう、私が昔観ていたキャラクターそのまんまで、それだけで涙が出るほどでした。
特に・・・サトシ・カスミ・ピカチュウ・コジロウ・ミュウ・トゲピーなんかは、褪せることがない声で生きていて、感動します。
普段まったく聞くことのないミュウの声なんか、当時ポケモンスナップで聞いたやつ!!
す、すごいぞ山寺宏一・・・。
年月が経てば声や演技って変わるもんだと思います。
変わらないでい続けていてくれる貴重さ、胸にくる郷愁は大人になってからでしか味わえない感動体験なんだと、思いました。
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試写会で映画が始まる前、松本梨香さんが石塚運昇さんの話をしたときには、もう泣けました。
「映像が圧巻で、始まってものの3秒で涙が出た」と話した松本は、本作と第1作の脚本家である首藤剛志とオーキド博士役の石塚運昇に「観てほしかったなという気持ちがあふれちゃって……。きっとどこかで観ていますよね」と思いを馳せる。
【イベントレポート】松本梨香と山寺宏一「ミュウツーの逆襲」主題歌に涙、中川翔子「エモエモのエモ!」(写真23枚) - 映画ナタリー
20年も経てば、そうなるかあ・・・とあらためて実感。
気づいたら大人になってたな、としみじみ。
ポケモンもドラゴンボールやドラえもんのような道をたどるのかな?
継続することの大変さと偉大さを思い直しました。すごいことだよ・・・。
そういえば、Switchで発売されたピカブイ。
中身初代なんかい~と思ってたけど、プレイした子どもたちがevolutionを観に行きたがる導線になっていたんだとやっと気づきました。
何年も準備していたのかなあ・・・と想像したり。
おわり