失踪した娘を探す父親、残された手掛かりは娘のパソコンだった。という話。この父親がしっかりパソコンを使いこなせる人で操作感が気持ちいい。SNSのパスワードがわかんないからgmailのパスワードをひくためにサブアドのyahooまで追って…と、ちゃんとリアルに作ってあるしctrl+cも感じて楽しい。
冒頭にお母さんがガンを患って、再発して、帰宅日が決まって、帰宅日が伸びて…と、映画の仕組みと家族の状況の説明がすごくマッチしてて引き込まれるには十分でもうそこから夢中になってしまった。
苦労してSNSにログインしても登録されてる友達は行方も知らないし興味もないしで「ああこれ親の知らないところで孤独なやつだ…」ってなるし、そんなフレンドが100も200もいて今の若い子…!って勝手に辛くなってしまう。そのフレンドリストに凸して結果をエクセル(googleシートか?)にまとめるの有能すぎる。カッとなると怒鳴ったり手が出るのは良くないけどね、追悼式でも刑事さんに詰め寄るかと思ってヒヤヒヤした。急な大きい声はびっくりするからね…!
いやー面白かった。アンフレンデッドも好きだし全編画面上で展開されるのには大期待だったうえにストーリーも予想できずで。パソコンがなければ絶対に解決しない事件だっただけに、それだけの情報量がネットに詰まっているのが恐ろしくもあったり。face bookやってるタイプの人だったら本名だけど、日本人のSNSは匿名利用が多いからこううまくもいかないだろうなあ。父親が失踪したとして大事なヒントはmixiに合った…とかそういう感じになるかな。とにかくほんとに生きてて良かったね!
アンフレンデッドもスカイプ上のジェットコースター的なホラーで面白いです。