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映画『アンフレンデッド ダークウェブ』感想

PC上でストーリーが進む映画が好きだ。

 

1作目の『アンフレンデッド』、『search』も同じようなもんったらそうだけど、どう展開させてどう終わらせるのか気になるし、自分がネット好きだからわかる部分も多いところが好みなのかも。『アンフレンデッド ダークウェブ』はその期待を裏切って「そうはならんやろ!」の連続だったので逆に楽しめました。

 

話はマタイアスがネカフェでmacbookを盗んできたのが始まり。元の持ち主がヤベー奴だったと判明してから交渉なんかしだして「そんなことより早く返せよ!」と言わざるをえないし、敵であるカロンがカメラに映るときは映像が乱れてホラー表現ぽくなるの「なんでだよ!」と思うし(自己演出?)、人質の彼女が聴覚障害者ってのもストーリー上の都合いい設定なだけでは感も強いし、「この表現ええやん!」だけで作ったのかな〜ていう印象が強い。

 

前作の幽霊と違って今作は人間の怖さでできているので、できることできないことのラインがあやふやでイマイチな感じ。幽霊よりも何よりも人間が怖い、というのはわかるけど、敵組織のカロンが超有能でそこまでハッカーできるならもっとすごいこともできるのでは?と思うし絶対勝てない組織なのであれば、もっと恐怖を感じさせたり圧倒させて殺していって欲しかったなあ。ちょっと希望を見出しながらも非情に殺されていく、というのがゲームナイトの楽しみ方なのかもしれないけど。。みててあんまり怖くなかった。

 

陰謀論男子がスワッティングで殺されてしまったのは面白かった。実際に拾える画像と音声から工作すれば現実のものに仕立て上げるのは簡単だし、それをすぐに見破れない。緊急事態であればそれが真実であるか確認してる場合じゃないし、相手が銃を持っていれば尚更。そこの流れは納得度が高くて良かった。

 

ストーリーが理不尽すぎてみている側も困惑するしかなかったのが微妙だったかな。闇組織が殺人ゲームで楽しんでるとしても、その殺し方楽しい・・・?ともなってしまうのがどっちつかずなような。カロンのPCに入っていた動画は気味悪くて被害者がどんな目に遭ってしまうのか想像するだけでもやばそう!だったから、怖さで言えばそこがピークだった気がする。

 

でもやっぱりスカイプとかSNSの様子とかPC操作の映像が好きだからまた似たような映画があれば喜んでみると思う。