飲みすぎることがないようにアル中関係、お酒の失敗談な本を読んだ。
断酒!なんてことはできず飲んでいるけど、あれから粗相はしていない。
味が苦手な芋焼酎にすると酔いすぎないことを発見した。
ジュース系・炭酸系は量飲めるから危険。
気持ちでお酒を控えられないような人間なので、「気をつけよう」では解決しない。
- なぜ飲みすぎてはいけないのか?
- 飲みすぎるとどういうことが体に起きるのか?
を理解するのが今後飲みすぎなくなると考えて、本を読むことにした。
タイトルごと目次
酔って記憶をなくします
お酒の失敗談まとめ集。NAVERまとめ並みのクオリティ。
記憶をなくすほど飲んでやらかしたこと、人から聞いて判明したことが書いてある。
朝目が覚めて、自分が床に転がっていること・服が乱れていること・スマホは手元にあること・・・を順々に理解し始めて、昨晩を思い出すのはサスペンスなこと。
思い出していやんなって寝たきりになりながらスマホで読みたいのはこういう話だったりする。
客観的な視点に立てるので、酔っ払いってヤベーってシンプルに思える本。
記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?
脳への影響が具体的に書いてある。著者の川島教授はDS脳トレゲームの、あの川島教授。
酔っ払いがどうして家まで帰れるのか。
それはいつもの道を記憶していて、酔ってても『いつもの道なら』帰れるということ。
知らない場所、違う道だとだめらしい。
他には、なぜ未成年と妊娠中は飲んではいけないのか。
未熟な体にアルコールが効きすぎる、胎盤のフィルターをすり抜けるから、らしい。
やっぱり、こういった自覚のない飲酒の影響を理解していると、飲んでいても冷静になる。
(酒とタバコをやりながら、「お酒で血管が拡張されて・・・タバコで収縮されて・・・」と思うようになった)
巻末の対談は、酒擁護派の自己弁護と話のすり替えが激しく「これだから酒飲みは!」と言いたくなる内容。
本編では「加齢とともに縮む脳みそを酒で加速させることになる」を繰り返していて、「お酒は良くないな」と素直に思える本。
おサケについてのまじめな話
アルコール依存症の夫がいた女性、アルコール依存症になった男性がそれぞれの視点で語り、対談もする本。
病気についての理解が進んでないために、いざ自分が治療しようとした時の困難さが書かれている。
本人の怠惰で陥ったかのように思うアルコール依存症は、蟻地獄のように引き込まれて抜け出せない状態だと。
依存症になってから断酒して、一滴でも飲んだら終わり。という一文が重い。
いつそちら側になるか、誰もわからない。
上を向いてアルコール
元アル中がアル中で何を見たか、したかを書いた本。
酒を飲み出すのにたいした理由はない、悲しい背景を背負ってほしい周囲に作られた幻想。と一刀両断さが良かった。
アル中は「まだ大丈夫」と言いながら毎日飲んでいる。という光景が今の自分と地続きで怖い。
かつて飲酒は暇つぶしの手段だった。現代ではそっくりそのままネットであると言う。
自分で好きなものを好きに見ているけど、インプットのみの行動は、物を考えない頭を育てることになると。
ブログ書くのも一苦労している私からしたら、そういう細かいところから始まってるのかしら。と考えさせられた。
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無作為に選んだ本だったけども、お酒とは距離を置いて付き合わないといけないことがよくわかった。
なんとなくおいしいから飲んでいると、知らないうちに沈んでしまうということも。
依存症になる前に理解できてよかった。
おわり