まんまと中吊り広告に釣られた(阪急電車の件)

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毎月50万円もらって毎日生きがいのない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。
研究機関研究者80代

はああ…!!……?!

恥ずかしながら悔しくなっちゃいました。

mainichi.jp

話題になって当日の夜には取り下げを発表していました。

鎮火がはやい。。

 

阪急電鉄が中吊り広告のコラボ企画として「はたらく言葉たち」を掲載したら、全国からハアアアア!???!!?こっちはつらい仕事で20万ももらえませんが!?相場感おかしくないか!!??とキレられたわけですね。

阪急電鉄側言い分としては、

「通勤や通学利用が多く、働く人々を応援したいという意図で企画した。社内で掲載文を選ぶ過程で、不愉快な思いをさせてしまうかもしれないという指摘や懸念はまったくなかった」と説明。30日までの掲載予定だったが、前倒しで広告の中止を決定し、「配慮が足りず、結果として不適切な表現があり、申し訳なく思っている」と話している。

そう・・・。

ターゲット外である人たちにぶっ刺さってしまったわけですね。私含め。

 

なにが反感を覚えたかというと・・・。

高給で死んだような仕事をするか、薄給でイキイキと仕事をするか。という対立構造のくせに、提示した30万が薄給でもなんでもないってことです。

こちとら手取り15万とか20万とか昇給もボーナスもあやふやなので、まったく世界が違うことを諭されたのにムカーとしました。

50万もらえるならタンポポ乗せる仕事やりたい人いっぱいいるよねえ~とか。

働き方改革を推進して長時間労働を減らしたり最低賃金を上げたりして、労働環境を変えようとしていながら、「身を粉」にすることを賛と表現されていたのも古臭いな~と思ったり。

 

私たちの目的は、お金を集めることじゃない。地球上で、いちばんたくさんのありがとうを集めることだ。

外食チェーン経営者40代

合わせ技でこっちもきつい。

やりがいでご飯食べれないのよー!とみんなが痛感しているところへのクリティカルさがもはや凶器。

 

「はたらく言葉たち」という企画は、働いている人たちが発した言葉を届けるというものだそうで。

先人の言葉となると受け手との年代差も大きくなってしまうし、その人となりのバックグラウンドも見えないので、だから上から目線感が出てたんじゃないかなと。

「意識高い系」なんて言って笑ったりもしていましたが、自己啓発ってのはそっちに陥ってしまう可能性もありますよね。

電車での広告、という形には合ってなかったんでしょう。

もしくは、選ぶ内容を優しいものにしても良かったですね。

buzzap.jp

かたや西武電鉄はコウペンちゃん・・・。(肯定ペンギン)

疲れてる人には沁みるし、疲れてなくても害がない。

広いターゲットに寄り添うぴったり広告です。

 

今回の件は、給料の相場感が絶望的に違う同士ってことを可視化できたのが良かったと思います。

不適切だ!取り消せ!というのはただの横暴で意味がありません。

国を動かす人たちに届いてほしい、一件でした。

おわり。