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映画『来る』感想 ネタバレ有り

ネットで話題になってたやつ。幽霊大戦争で超カタルシスというようなことをみたことがある。

前評判通り妻夫木はイヤ~な夫。対し妻も健気ながら段々反骨みを帯びてきたのが良かった。子供はとにかくかわいそう。

にしても妻夫木編が長くてとにかくストレスがすごい。自然に女性の立場に立ってしまうので、法事で居場所ないのにほったらかす夫とか妊娠中なのに自宅でパーティー開く夫とかイクメン気取り夫とかなんなら暴言かましてくる夫とか、もう~~この後無残に死ぬのよね!?と思わないと見てられないくらいギッチギチにストレスを感じまくりました。

メインストーリーは他にも細かいところが気になってなかなか入り込めないんだけど、柴田理恵の登場や霊媒師総出のあたりなんかはすごくわくわくする。ぼぎわんの姿が出てこないからこそ、勝てるかどうか・・・勝負になるかもわからないけど!総力を挙げる戦いが始まる!っていう期待感が爆上がってすごく高まった。舞台設営シーンも、日本の総力はどんなもんなんだとうかがい知れる感じが良い。なんか色々流派とかあるんだろうけどみんな頑張れ!と思わせる力がある。

 

最高潮に期待させておいて、そこまででもないのが『来る』でした。お松の姉ちゃんもめちゃ強そうだったけど・・・なのに・・・どうして・・・!岡田と小松が邪魔してパーでした。見てるこっちは全く理解できないのでハテナハテナ。過去の堕胎が~とか、産めない体で~というのも散々やってたけど、正直・・・で、何。とこっちはヒエヒエだったのでやたら白けました。

 

最後は家族っぽい3人でにっこり。オムライスわっはっは。え!?う、噓でしょ・・・って感じでした。あの高まりを返してよ!と言いたいくらいで、ちょこちょこ良いところあるのにすごい惜しいというか何とかならなかったのか・・・という気持ち。

あの高まるシーンをグーン!と伸ばしてグッ!グッ!と固めてパッと仕立てた作品が見たかったなあ。。

クソ映画!とは思わないけど、ただただ残念になる映画でした。