『ジョーカー』の感想を読んでいると歴代のジョーカーに触れている人がまあまあ居て興味を持ったので過去のバットマンも観てみた。
1989年のバットマンには『ジャックニコルソンのジョーカー』が出てくる。
ストーリーとしては、ゴッサムでは悪を成敗するバットマンが孤軍奮闘で暗躍していて、マフィアの幹部を産廃の液体に落としたのにジョーカーとして復活。ネジの外れた最悪の敵にヒロインを奪われて・・・!といったような。
私は最近のバットマンしか観ていないので、約30年前に作られたバットマンが新鮮だった。
人物像の掘り下げはなく、漫画そのまま平べったいキャラクターを役者が演じる妙がある。
息づいた人間というよりもキャラクターみが強くて舞台が映画になったかのような雰囲気。
ビッキー(ヒロイン)の叫び声が耳をつんざくようで>>AHHHHHHHH!!<<が、らしく表現されていたと思う。
ふわふわの髪の毛と真っ白ドレスが美しくて記者時とのギャップが良い。
ジョーカーの死にざまはえぐい!
味方のヘリから降ろされた縄ばしごに捕まりながら足首には石像と繋がれたロープが巻き付いて落下死!
シチュエーションにつらいものはあるけど、悪者成敗!なドライ感でEND。
昔感のほこりっぽさはあるけど、安っぽいわけでなく丁寧に作られていた。
背後から忍び寄るバットマンが両手(両翼?)を広げてジャジャーンしてるのはシュール。