テラスハウス新東京38話:『CASE OF THE COSTUME INCIDENT』戦慄のコスチューム事件

修羅場。

 

 

前回

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いい大人がしっかり怖がってしまったのですごくパワーのある回。洗濯機におきっぱしてた自分を棚上げして快を恫喝する様子はまあ炎上するでしょうね、という。。私はあんな風に怒ったことも怒られたこともないので今後の展開がまったくわからない。花は快のこと生理的に無理くらい無理になってるけど、テラスハウスは大丈夫なのか?

 

衣装の件だけでなく普段の生活態度・京都の件と積もり積もって爆発しているだけに、恨みは深そうだ。大人は自由に生きられるが共同生活になると制約がかかってくるのは当然で、マイペースに周囲を感じ取らない快は向いてないんだろう。本人もマイペースでありたいと考えていそうだし。花は相手のいないところで愚痴って勝手に怒りを増幅させて、それに気づかない快を余計に嫌って、怒って増幅して…ともう修復無理だろー。夢は燃える花に薪をくべるのが上手い。対人関係では何も間違ってはいないけど、ハウス内を悪い方向に進ませている一員ではある。

 

ビビが健気でね。前向きに考えよう、の話もあの場面で誰もしゃべらなかったら快が晒上げされてボコボコにされるだけだから助けたかったんだろうな、と思うとえらいな、いい子だなと思います。

今回は家族会議の体をなしていないので今後冷静な話し合いがあるといいんだけど、最近そういうのはやらなくてさみしい。テラスハウス内で解決できる気がしないのでジャングル叫女さんなど間に入って何とかしてほしい。

 

「普通は洗濯機の中身確認してから洗濯する」というのはわかるし、私もその普通側にいる。自分の『普通』が通じない人は世の中にたくさんいて、『普通』という言葉で自分を縛っていたのは自分だった、と理解したのは私が30歳を過ぎてからなのでなかなか難しい問題よな、と思う。

 

『アリー/ スター誕生』アリーの愛が深い

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出てくる曲ぜんぶ良かった

アリーのシンデレラストーリーは序盤のうちに駆け上がってしまったので、鑑賞中は長いこと「このアル中おじさんはよぉ・・・」と呆れてばかりだった。いつも酔ってて大事なことを話せないとか、絡み酒してくるとか、粗相をするとか、ほんとこの人だめだろって思うけど、アリーの愛が愚直に一本で愛らしい。が、いたたまれない。

自分のプロデュースを任せてショービジネス界で揉まれてるアリーが、仕事に対してプライド持ってやってるのを感じ取れて良かった。タレントとしての方針転換はよくあることだし本人の意向と沿わないことが多いだろうけど、だからダメという風に思わなかったし、ポップス蔑視とも思わなかった。自分のツアーにジャックを帯同させようとするなんてなかなか大胆な考え。(方向性違いすぎて客冷える)

 

月並みだけど、歌唱シーンはやっぱりすごい。すべてに説得力があって見応え十分。最初の段階で「映画館で観ればよかった~!」と思ったし。アリーの飾り気のないまっすぐな歌声で嘘のない、命を燃やしてるような表現が心に残る。ラスト、追悼公演でジャックの言う「戻った」アリー・・・というか、オーケストラの前で・ホールで・という環境がただそのままアリーであるだけのようで良かった。カントリーでもポップスでもアリーはアリーよね。『I'll Never Love Again』の最中にジャックの回想を入れるだけで流れる涙の量が倍になってしまってその演出ずるい。


I'll Never Love Again (from A Star Is Born) (Official Music Video)

 

アリーとジャックのイチャイチャシーン、はにかみながら幸せ感じてそうなのがとてもキュートで最高。

アリー/ スター誕生(字幕版)

アリー/ スター誕生(字幕版)

  • 発売日: 2019/04/03
  • メディア: Prime Video
 

ポテチ食べてるだけで面白いぼる塾

アメトーークでみたあんりの強さに魅かれてyoutubeチャンネルみたらハマってしまった。


ぼる塾がポテトチップス(大)を平らげるまで…#1

動画をみるとあの漫才が個性そのままだとわかる。あんりのツッコミというかたしなめる感じが優しくて安心するし、はるちゃんの天真爛漫さが無邪気で微笑ましいし、田辺さんは可愛い。ブス・デブ・ババアいじりもギリギリ「フフッ」笑いできるバランス感覚が抜群で、田辺さんのゆるキャラさがぴかいち。

 

思わず「まあねー」を使っちゃうほど汎用性が高くてびっくり。真似っことかいうわけではないのに、自然に出てしまってウッ!と我に返ることが何度かあるつらい。漫才のときの、髪かき上げながらの「まあねー」はキャラ付けが濃くてそれほどどうも思わなかったけど、動画でみる自然に言う「まあねー」がちょうどいい小ボケで好きだ。

 

恐らく今後売れるだろうけど、イッテQ路線でなく漫才をたくさんyoutubeにあげてほしいな。難しいだろな。吉本だしな。酒寄さんが合流したらどんな感じになるんだろうか、少なくとも今3人でだいぶ面白いものができてるから期待しかない。

テラスハウス新東京37話:『ANOTHER TERRACE!!』社長がいいとこ見せようとして全員地獄を見た回。

 

 

前回

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残酷な回だった。旅行は人の本性が見られるものだけど、4人の思惑がバラバラでとっ散らかってしまっていた。逆にこの時点でお互い(社長と夢、花と快)の見方・見られ方が明らかになったのでここから本番感がある。社長はそれでも夢にいくのか?

久しぶりにテラハで金払いの話になっていたけど、せめて財布は出すとか何かするとかっていう細かいマナー的なところでなく基本的な話だったからなお根が深い。男性が黙って多く支払うのも前時代的だしそういった暗黙が性差別に繋がってしまうから無い方がいいと思いつつ、やっぱり男性に出してもらいたいと思う気持ちもわかる。お金を出してもらうことで『大事にされている』感はあるし、婚活ブログでも言われているようにかなり効果の高い行動だと思う。

花の場合はお金払わないくせにあの態度とは・・・?!と思うのも当然だけど、すべて社長がいいとこ見せようとして快の事情を共有しておかないからこうなったわけで。腹立たしい~~。社長の言いくるめスキル高くてすごい。

 

社長の強引さは見ごたえがあって刺激的だけど、ヒヤヒヤするラインに入ってきてしまっているので気持ちが良くない。夢も思わせぶりなのでは?と勘違いされてしまいそうだけど、あんな強引な人には真っ向対決するよりかわす方が安全なんだろう・・・。

今回で地獄を見たのは旅行組の4人だけでなくお留守番の2人もだからほんとにもう。

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『娼年』わからないことも受け止めて理解を示す姿勢が印象的

松坂桃李4時間スペシャルかってくらい濃い。

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ヘッドホンじゃないと観れなかった。

スカウトされて大学生が娼夫になる話。テストから何人ものお客さんを経て同僚、友達、再テストと・・・行為のシーンがしっかり撮られていて胸やけするほど。最初のお客さんまではこのまま娼夫の仕事シーンが続くのかと思いきや、二人目のお客さんの放尿を見ながら後光の差すリョウを観て「これは救いの話なのか」と思い直した。

接客は穏やかに精神的なところから入っていって本番の仕事は完璧にこなす天才ぶりで一気に人気が出る。だから友達にバレて詰められていたけど、あんな言われるようなことしたのかねーと話の山場がカラぶってたようにみえた。よっぽどお客さんとのほうが絆を深めていたようだったので、あの友達はどのくらい大切でどんな仲なのかいまいちわからず。ノート見せてくれただけじゃないか。

 

「~なのよ」「そうね」「~だわ」とかいう女言葉っていうのか、よくあるけど独特の言い回しが鼻につく。女社長というキャラクターだからなのか、そういうのって古くてきつい。さくらは耳が聞こえないながらにテストの相手をしているが、喘ぎ声は一般的なものでちょっとがっかり。私は女性の喘ぎ声というのはAVの真似っこだと思っているので、耳が聞こえない人が自然にたどり着くのか?と疑問。テスト用に指示が入ったというならそれまで。適宜入るジャジーなBGMがうるさくてださい。

娼年はR18だけども、AVのR18よりももっと生々しくてファンタジー要素がないのがすごい。口だったり手だったり色んな要素を入れてる割に画が安定しているし、生っぽいんだけど臭すぎない塩梅が絶妙。序盤で救いの話と捉え直したが、まわりまわってリョウの救いにも繋がっていて話の流れは理解できるものになっている。

 

はじめはリョウの浮世離れした感情のなさが漫画のキャラクターみたいできつかったけど、仕事を続けていくうちに顔も明るく口数も増えてその変わりようを自然に感じられて良かった。娘と寝ろだの指を折れだの言われてこなせる本人のヘンテコさとまわりのヘンテコさが相まってやっとリョウの人生が前を向き始めたんだろう。よいこと。ラストのクライマックスシーンではガンダムの精神世界のようなものが始まっていよいよ極まったな、と思ったけどまあこれまで淡々と進んできた分ぶっ飛んだほうが大山場感が出てきれいに終われる。

人と一緒に観るには激しすぎて、鑑賞後に語り合うぐらいじゃないと気まずい思いをするのでお茶の間は注意。

娼年

娼年

  • 発売日: 2018/08/22
  • メディア: Prime Video
 

気持ちを軽視するマーケティングで炎上した件(『100日後に死ぬワニ』)

twitter発漫画が人気になって100日目を見守ったら怒涛の商業展開で炎上した。

nlab.itmedia.co.jp

kabumatome.doorblog.jp

 

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ウキウキすぎる。

bandai-fashion.jp

100日目が一番閲覧稼げるし、ということで商業的な最高打点を狙いすぎている。マーケティングとして熱いうちに売り切るのが売れるんだろう。映画やドラマで重用される若手女優とジャニーズの組み合わせが売れるからってそれしかやらなくなったように、twitter発だかなんだろうが今までのキャラクター事業に当てはめてゴリ押した結果なのかなと思う。

ただ、ワニが人気になったのは可愛いからでも漫画が面白いからでもなくて、神様視点でワニの生活を追いながら生きるとは・死ぬとは、と自分で考えたり想ったりできる繊細さを持つ漫画だったから。もちろんワニ可愛いー!100日目どうなっちゃうんだろー!という人もいるだろうけど、コンセプトとしては考える、で合ってるっぽい。

きくちさんは「そう思ってもらえたら嬉しいです。自分に置き換えてくれたら。自分があと30日だったら何をしようとか。ワニは僕らと一緒で、死ぬ日が分かっていない。それぞれの人がこの漫画を見て、その気持ちを生かしてくれたら嬉しい」と語った。

news.livedoor.com

 

新しい地下アイドルを応援してたら実は秋元康が噛んでた、みたいな不快感がある。広報とか販促っていうのは、数字をもとに展開されるけどやった場合とやらなかった場合で比較しようがないもの。だったら実績ある方法でより確実に・・・はわかる。特にフォロワー数とかトレンド〇位っていうのはプレゼンに箔も付くしつよい。でも資本に飲まれて、ワニくんがそのへんのキャラクターのひとつになってしまうのは残酷すぎる。好きな人ほどショックを受ける作り方に美意識も何もない。

しかも今回は炎上といっても、読後の余韻なく商売!を打ち出してきた広告・販売タイミングのせい。「無料で読めた漫画がマネタイズされた途端ネット民のひがみが始まった」と曲解されているのは不本意だし、のちのちそういうことにされそうで恐ろしい。信頼がお金になる世の中で逆行しているのが皮肉。漫画側と読者側でテンションが違いすぎて一体感も何もない。

 

2019年にネット広告費がテレビ広告費をぶっちぎったようなので、今後も同じような商売が展開されるだろう。

netshop.impress.co.jp

ステマ?許さん!という私ももう考え方を変えないといけないかもしれない。あいつらは悪いことだと思ってないから・・・。芸能人のSNSインフルエンサー事業のため。企業の公式アカウントはたくさんのRTで流行ってるようにみせるため。長州力youtubeのためな!

 

CMや広告欄というのは最初から広告の場所であることがわかるから、そのつもりで見るしそれに応じた反応になる。私はそういった形態が正しいと思っているので、個人で始めたアカウントが人気になったとてコンサルがつけばそれはまったく別物として認識する。どれだけ売れるか、という観点だけで物を作っているんじゃ市場を食いつぶすだけ。やるのであれば気持ちよく騙してくれ、というのが消費者心理だけど案件に関わった人が多ければ多いほど難しい話になるんだろう。

 

『トゥルーマン・ショー』「人権~!」とツッコミつつラストはスカーッ!とする映画。

ひとりの人生をテレビで生放送というイカレ企画が見破られ、騙され、突破されるのが痛快。

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『The Truman Show』

トゥルーマンが世界に違和感を覚えて妻と話すとき、ココアの唐突感は観ている私も恐ろしくなった。「ココアの広告だー!」と気づいてから「刃物も広告・・・?」「ビールも・・・!?」と考えると、広告探しというまた別の視点から観ることができて2度お得。

冒険させないために水にトラウマを植え付けたり、感動場面のために父親を復活させたり演出の人でなし具合が天井突破なのに、ラストシーンでさらに毒が煮きっててすごい。「私はお前をすべて知っている」というのがもう毒親満載で自分は最高の作品をつくっているつもりなんだろうけど、さらっとクールにかわしたトゥルーマンがかっこいい!本物の感情を求めたがために本物の感情でひっくり返されるのもよくできてる。

トゥルーマンショーの視聴者は消費が自分勝手すぎて、ラストに歓喜していたシーンなんて恐怖でしかない。番組観てココア買うような人たちがいるからあんな番組できるんだろ!!トゥルーマンバーって何なんだよ!!シルヴィアの部屋にはフリートゥルーマンのポスターがあったから、やっぱりあの世界でもまともな人たちが運動を起こしているんだと安心したけども、、。

 

もし私がトゥルーマンだったら、どこにも出かけずにちゃんと一生を放送されてしまう可能性が高い。トゥルーマンはポジティブさで自分の人生をつかみ取ったけど、私が自分の世界に違和感を感じたら精神病になってしまうかも。ああでも、ならないように操作してくれるか。気づいた時点で番組のコンセプトは破綻するわけだからどのみち終わりか。30年も放送してればセットも壊れるしスタッフも代替わりするし、いろいろ潮時なのかな、とは思った。

 

 

テラスハウスしかりバチェラーしかり、演出じゃないその人自身を面白がる部分が私にもあるので、人間をコンテンツとして消費する延長線上にトゥルーマンショーがあるんだと思う。今だって演出と本物を曖昧にしながら消費してるのは同じだった。

トゥルーマン・ショー (字幕版)

トゥルーマン・ショー (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video