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【映画】『呪詛』感想

台湾で一番怖い映画と言われているそう。過言じゃないです!怖すぎた。ネタバレします。

 

精神病の治療が明け、娘を引き取りに行く主人公。新居で2人暮らしを始めるが異変が起きて・・・という話。どうして異変が起こるのか、なぜ異変の原因を作ってしまったのか、この異変は何なのかがすべて作中で明らかになるので気持ちがいい。とか言ってる場合じゃないほどこわい!!

 

ラストシーン、怖すぎて画面観れなかったです。なぜなら呪われるから!!!いい大人が言う言葉じゃないですよね?観た人は絶対わかってくれると思います。ラストにかけて視聴者参加型になっていくの本当ゾッとする。特に真っ黒なお経シーンからパッと真っ白な画面になって、目に焼き付いた宗教アイコンがぼわっと浮き上がる感覚になるところ。お見事すぎる・・・もう終わったと思いました私。

カメラを通して主観視点で作られる映画(POVという)好きですが、この映像手法こんなに進化するんだと感心しました。いつでもカメラをまわす主人公、最初はyoutuberの名残で何でも記録しといたろ!って人かと思っていましたが、この映像は人に見せるため、呪いを広めるために撮っているんだとわかった頃にはもう呪われてるなんてひどい!

 

ストーリーで言えば、ドゥドゥの呪いを解くために霊媒師(?)から7日間食事禁止と言われるシーン。子供に7日は無理だし、現実にもスピ的なものにそそのかされて子供を殺してしまった親がいたな・・・とか、こんなやばい呪いは早く解きたいのに誰にも相談できないし手段は絶食って精神的にきつすぎる・・・!と思ったら割と早めに何か食べさせてるし、お母さんバクバク食ってるし、ズコーってなりましたね。話が進むにつれて地雷を踏み抜いていく主人公にはつっこみが止まりませんでした。(禁忌を犯して大変なことにならないと怖いシーンにならないのはわかっているけど・・・!)

 

他には・・・

映像が美しいです。アジアの湿気がにおい立つような表現が豊かで、画質も良いので色々はっきり見えます。宗教集落の建物や小物が見たことないのにそれっぽくて、とても没入できます。

 

 

この映画みたあと、誰かと「この映画やばい!」って話をしたくなったけど誰もみてないしおすすめもしづらいしで寂しかったです。私は子供の頃『紫の鏡』を信じ込むタイプだったので、この映画も不安になりました。すぐ明るいところに散歩しに行ったので大丈夫でしたが・・・。

この映画を映画館でみたい人もいるそうですが、私は絶対いやです!逃げ出します。あのお経大音量で聞いたらおかしくなります。

ホラー好きな人には本当におすすめしたいですが、責任は取りません!よろしくお願いします!