※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

しっかり騙されたので気持ちがいい。映画『イニシエーション・ラブ』

どんでん返しあるぞあるぞ~~という宣伝が正解だったのかは誰もわからない。注意深く観ていた私は、ラストの種明かしでしっかり「そういうことだったのか~!」ができたので楽しめたと思います。本編も2時間なく短めで気が楽。

 

マユコが「タック…」と言ったところは怪しいし、色んな男の子を「タックン」にして管理してる悪女なんだろうなーと思いきやいつまで経ってもそういう素振りがないので肩透かしかーと思いきや違う理由があるのはストーリーが巧みだった。あと、太っちょタックンが痩せて松田翔太にならないだろ!骨格からちがう!というガバガバキャスティングと思わせつつトリックだったんだなあと。

↑は観ていて「やられたー」と思ったところで、他はそれほど気にならなかった。痩せタックンがDV化したのも都会の絵の具に染まったからだと思ったし(単純)ホテルが「ちょうど」キャンセルになったのは怪しいものの理由は疑いようもなく…。

 

ストーリーは不変的な男女の恋愛模様で目新しいものではない。これ最後に殺人でもないとどんでん返しにならないのでは?と思うほど。ラスト三つ巴になったときは「え?」だったし種明かしでちゃんと解説してくれていて優しい映画だった。2回観させるために説明が省略されていたらイライラしかなかっただろう。

 

sideAとBはどちらもイニシエーションが成立していたし、見応えがあった。太っちょタックンに急な好意を寄せるマユコが不自然だけど、実は彼女なりに次の恋愛に前のめりになってるんだとわかると案外たくましくて良いキャラクターだなと思う。「タックンがはじめてで良かった」は恐ろしいです。

 

それにしても東京のミヤコはいい女だった。静岡で待つ受け身なマユコと正反対でお互いが魅力を引き立て合ってた。自立してるミヤコに惚れるけど、何だかんだ家に行けばご機嫌で明るいマユコみたいなのが良かったりするんだろうな~とテキトーな想像もしたし。タックンにDV兆候が出てたので相性悪いかな、マユコが盲目になってたら危なかった。

f:id:kzmtkwn:20200724191724j:plain

タックン

 

ネタバレをみる前に映画を観られて良かった~。気になってるのであればおすすめします。

 

イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ

  • 発売日: 2015/11/02
  • メディア: Prime Video