緊急避妊薬を薬局で買えるようにすると性知識のない女性が濫用する恐れがあるらしい

はー?なんですけど。

 

 避妊の失敗や性暴力などを受けた女性が“予期せぬ妊娠”を防ぐために、WHO(世界保健機関)が誰もが安く簡単に入手できることが望ましいものとして必須医薬品に指定している。日本国内では、処方には医師の診察が必須である点を番組では指摘した。そうした状況に対して、中絶経験のある女性たちや薬局での購入に賛成する産婦人科医、性に関する相談に応じている支援機関などでつくる団体は今月21日、薬剤師関与のもと薬局で緊急避妊薬を購入できるよう厚生労働省に要望書を提出したことも紹介した。

 こうした動きに対し、前田副会長は番組で次のようにコメントしたのだ。

「日本では若い女性に対する性教育、避妊も含めてちゃんと教育してあげられる場があまりにも少ない」

「“じゃあ次も使えばいいや”という安易な考えに流れてしまうことを心配している」

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2020/07/post_171066.html
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たしかに賛成派意見を取り上げるのなら反対派も同じように取り上げるべきだけど、日本産婦人科医(公益社団法人)の意見がふんわりしたお気持ちだったことがすごく残念。実際に患者と接してきて、知識のない女性が目立つだろうし、知識を付ける根本から変える必要があると考えるのは当然だと思う。でもそれでもって「だから緊急避妊薬を手軽に買えるようにするのは不安だ」とするのは理屈が通らない。

 

緊急避妊薬が薬局で買えるようになるっていうのは、今まで婦人科に通ってた人たちが薬局に行くことになるってだけじゃなくて、婦人科に行かないまでも緊急避妊薬が必要な女性たちも救えるようになる。学生は保険証がないと婦人科にかかれないし(親に言わないといけない)、社会人だったら有休をとったり都合をつける必要がある。妊娠は産むのも産まないのも責任が発生することで、「あ~妊娠しちゃった~」なんてお気楽なものじゃないし全員がそうじゃない。「生理が来ない」と言われて男性はヒヤッとするだろうけど、プラス女性は体にダメージを受けるわけで自分の体は自分でコントロールするべきだしできる環境にいなきゃいけないと思う。

 

性教育が不足しているというのはそうだし、自分が受けた学校教育を振り返ってもたいしたことはしなかった。十分な教育はそりゃあできれば苦労しないよってもんで、コンドームで100パー避妊できないんだから緊急措置にアクセスしやすくしてよというのは当たり前のことすぎる。男女ふたりの失敗を通院で引き受ける女性の負担は大変なことで、そもそも不安だし医者も味方になってくれるかわからないし、もし自分が避妊に失敗して病院に行くことになったらかなり気が重くなる。それは生理とかセックスが恥ずかしいこととされてる社会通念みたいなものがまかり通っているせいでもある。

 

性知識をつけるのが先か、緊急避妊薬を薬局で買えるようにするか、どっちをするかではなくてどっちも今やるべきだと思う。もっと言えば幼児期からプライベートゾーンの話をしたほうがいいし、生理がきた・精通した日には体の仕組みや妊娠したらどうなるか、どうしたいかなど親子で話し合ったほうがいい。子供を作れるからだでいながら大人として責任をとれないのが未成年なので、実際に責任を負う立場の親と話す必要があると思う。理想はね。

 

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学生の頃、友達が中絶しに病院に行った、と聞いたことがある。その子は女友達と一緒に病院に行ったみたいで、その時の彼氏とどうなったかは忘れたけど「ひどいな」と思ったのを覚えている。なんというか当事者じゃない自分も後ろ暗い気持ちになったし、本人だって「あー失敗しちゃったね~!」とかいうテンションなわけがない。避妊の失敗の責任を一人で取るしかないのであれば軽いものにするべきで、それが薬局での販売なのは合理的。もしあの頃緊急避妊薬が薬局で売ってたら噂になるような出来事にもならなかっただろうな。

そもそも軽率なセックスは何も悪くなくて、望まない妊娠をする可能性のあるセックスが悪なのでは?と思う。ネットでポルノを簡単に見られる時代なのに正しい性知識を教えないのは、単に大人側が責任を負いたくないだけのように見える。臭いものに蓋をして見ないふりをすればなかったことにはならない。

 

女性の体に関することを男性が決めるというのも変な話だけどもう長い慣例みたいなものだからすぐに変えられないだろう。一般人にできるのは署名やネットで意見を残していくことだと思う。署名しよう。

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