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女の敵は女

マイメロママの名言が性差別的だとして炎上し、販売中止になりました。

「女の敵は、いつだって女なのよ」

「女心は秋の空より移り変わりが激しいのよ」

「男って、プライドを傷つけられるのが一番こたえるのよ」

といったマイメロママなりのジェンダージョーク?グッズでした。

www.j-cast.com

特に『女の敵は女』が取り上げられていて、たしかに私も一番気になった部分でした。他もまあ気になるところはあるけど、特にこの文だけ気になる。というか、腹がたつ。何でだろう。考えてみました。

 

・真理を突いた感がある

「結局女の敵は女ってことだよね~」のように、事件の矮小化、よその問題であるかのように使える文句。女の敵は女である場合もあるし男でもあるし自分である場合もあるわけで、特別言い立てる必要ないのでは?という違和感があります。でも改めて言い切るということは、実のところそうだよねえ、という流れになりやすい。なんか解決した感じもする。全部雰囲気。根拠はありません。

カンガルーが殴り合ってるAAのように、「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない!!」と片付けられたように思うのかもしれない。

あと何か、言ったったw感があって「女の何を知ってるんだ」という気にもなります。

 

・ズレたカテゴライズをされて不快

女性は理系が苦手、地図が読めない、話のオチがない、等々・・・実体験的に女性ってこうだな、と思うことはたくさんあります。ですが、私自身「女の敵は女だな~」と思うことは覚えてる限りなくて、わざわざ言うことでもないし、同性同士でイザコザもあるでしょ、という感じ。小学校の頃からいじめだハブりだ恋愛だ何だかんだやってきたので、殴り合ったりこそしないですが、戦ってきたつもりです。

「女のいじめってコエーんでしょ~」に似たような、イメージ上でからかわれるような、不快感があります。

 

 

以上つらつら考えてみたところ、思う・感じるばかりでお気持ちが過ぎるなあと思うし、起こってないことを想像してむかっ腹立ってるのも不毛な感じがします。私の習性みたいなもので、察しあったり共感したり、共有して安心するところがあるので、ピントがずれたイメージを周知の事実のように言われることでストレスを感じたのかもしれません。

 

この件についてツイッターをみても、「フェミがグッズを潰した!やっぱり女の敵は女だ!愚か!」という話に収束してるのがなんともやるせない。男女対立は誰もが話しやすくて燃やしやすくて楽しい話題ですが、全て対決論になってしまうと元々何の話だったのかわからなくなってしまうような。

「イヤなら見なければいいじゃない」というのもわかりますが、イヤなものをスルーした結果勝手なイメージで弄られるのはもっとイヤかなーと思いましたので。。